離婚の意思のない相手方との早期の離婚が実現した事例
状況・背景等
依頼者:女性30代後半 社会人学生(スペイン在住)
相手方:男性40代前半 会社員
子ども:なし
依頼者は海外(スペイン)に住む女性でした。依頼者と相手方は両者ともに日本国籍ですが、相手方の男性の仕事の関係で香港に2人とも住んでいました。その際にいったんは依頼者から相手方に対して離婚の話をしていたのですが、うやむやになった状態のままでした。その後、依頼者は勉強のためにスペインに渡り、相手方の男性は日本に戻りました。依頼内容としては、ビザの更新の関係で離婚をして、身分関係を確定したいということで、依頼者のお姉さまが当事務所へとご相談に来られました。
実施したこと
相手方の男性は離婚の意思がなかったです。そこで私は相手方の男性の会社へと何度か訪問し、財産分与は請求せず、慰謝料の話もせず、子どももいないため良い条件で早めに解決しましょうとの提案をしました。そして、離婚届けをいただきました。
得られた結果
2~3か月という早期での離婚を実現した。
実践のポイントと留意点
離婚を優先するために、本来もらえるかもしれなかった財産分与について触れませんでした。時間をお金で買う、とよく言いますが、時間とお金を天秤にかけてどちらを優先すべきかを良く考えて、結果として依頼者の満足を得ることができました。